くるちょろ心理学研究所

心理学・医学・経済学の研究論文の解説と考察をしています

朝型の人と夜型の人の違いを解説 前編

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早起き型と夜更かし型

 

習慣的に早起きできるようになれるかどうかは個人のクロノタイプによって異なります。

 

社会の風潮として、早起きをする人は優秀というイメージがありますが、実際にはそういうわけではありません。

 

データによっては夜更かしをする人には成功している人が多いとしています。

 

今回は、クロノタイプを「早起き型」と「夜更かし型」の2つに分けて、それぞれの特徴について解説していきます。

 

まだ自分のクロノタイプが良く分かっていない人は今回紹介する内容を参考にして、朝と夜のうち自分の得意な時間帯のほうにより活発な行動をしていただきたいと思います。

  

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集中できる時間

 

テキサス大学ヒューストン公衆衛生学部の時間生物学者マイケル・スモレンスキー教授の研究によると、私たちのクロノタイプ(体内時計)は、大きく「早起き型」と「夜更かし型」の2つのタイプに分けられ、それぞれのタイプに得意なことや苦手なことなど、生物学的に持っている特徴が異なっていることがわかっています。

 

例えば、それぞれのタイプでは集中力が高まる時間も異なります。

 

早起き型の人が最も集中できる時間帯がお昼の12時頃なのに対し、夜更かし型の人はかなり遅く、夕方の18時頃に集中力のピークタイムがやってきます。

 

この時間帯だと、人によっては仕事が既に終わっている時間帯ですね。夜更かし型の人には夜勤のシフトが合っているようです。

 

生産性が高まる時間

 

面白いことに生産性の高まる時間は、集中力の高まる時間と少し異なり、どちらのタイプでも昼前頃に生産性がピークに達します。

 

また、夜更かし型の人はその時間帯に加えて、夜中にも再び生産性が高まります。この点では夜更かし型の方がお得に見えますね。

 

夜になればなるほどテンションが上がる人は、まず間違いなく夜更かし型でしょう。

 

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元気になる時間

 

元気が出てきて活動的になる時間帯は、早起き型の人が午後2時半頃となっていて、夜更かし型の人は午後5時半頃です。

 

早起き型の人が気分がいいと感じる時間帯は9時〜16時なのに対し、夜更かし型の人は8時〜22時にかけて、少しずつ気分がよくなっていくという変化の仕方をします。

 

夜更かし型の人は、早起き型の人と比べて、かなりスロースターターでテンションの上がり方もゆっくりなのです。

 

朝型の人は下がっていく、夜型の人は上がっていく

 

また、早起き型の人は気分が夜に向かって少しずつ下がっていくのに対し、夜更かし型の人は夜に向かって少しずつ上がっていきます。

 

体温もこの体内時計に合わせて変動し、早起き型の人は15時半頃に体温が高くなるのに対し、夜更かし型の人は20時頃に体温が高くなります。

 

なので、早起き型の人は朝の時間帯に元気なことが多いのですが、夜更かし型の人は朝は不機嫌になりがちです。注意しましょう。

 

夜更かし型の人は、午後になってからようやく気力が満ち始めてくるのです。

 

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運動習慣がつきやすい時間

 

実際に心拍数の上がり方にも違いがあり、早起き型の人が11時頃に心拍数が高まるのに対し、 夜更かし型の人は18時頃と7時間も遅めです。

 

このために運動習慣も、早起き型の人は朝、夜更かし型の人は夕方につきやすくなっています。

 

といったところで、今回の解説は終わります。続きをお楽しみに。

 

参考資料

 

仕事、健康、人間関係 最高にうまくいくのは何時と何時?―魔法の体内時計 マイケル スモレンスキー (著), リン ランバーグ (著), Smolensky Michael (原著), & その他

https://amzn.to/3pxTAIf

Michael Smolensky, PhD - WebMD

https://www.webmd.com/michael-smolensky