人が苦手なのはただの人見知りではなく社会不安障害かもしれません

協調性・コミュニケーション・人間関係の心理学
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社会不安障害とは?

ある特定の状況や人前などで緊張感が高まって極度の不安や恐怖を感じてしまうために、人付き合いを避けてしまう社会不安障害という病気があります。

実はこれは以前は単なる人見知りとして分類されていました。しかし、イギリスの調査によると、イギリス国民の10%は社会不安障害による致命的な状態に苦しんでいることがわかっています。10人に1人となりますから、かなり大きな数字ですね。

しかしこうした状況にも関わらず、当人たちは自分自身が不安障害であることを自覚していないことがわかっています。

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障害を抱えている人はただの人見知りだと思っている

カナダのマニトバ大学の精神科医ブライアン・J・コックス教授が、重度の社会不安障害と診断された成人を調査したところ、半数の人が人見知りだと答えたのです。

本当にただの人見知りなだけならいいのですが、調査によると社会不安障害の患者は自尊心の低さなど、同時に他の心理的な問題を抱えていることもわかったのです。

人見知りだと思っていたら実は社会不安障害という精神的な問題を抱えている人は結構多いということです。本人の自覚がないとサポートも受けづらいので大きな問題ですね。

 

極度の人見知りを治す方法

コックス教授によると、自分が人見知りだと感じている中の半数近くの人は社会不安障害という病気なので、極度に人見知りを発揮してしまう人は治療をするか、自尊心を高める訓練を行いましょう。

また逆に言うと、人見知りは自尊心を高めれば改善できる可能性があるとも考えられますので、極度の人見知りとまではいかなくても、人付き合いが苦手な人はまずは自尊心が低い問題を解決していくと良いです。

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