実は左利きの人は年収が低い
左利きには偉人や天才が多く、それゆえに成功している人も多いイメージがあります。
しかし経済学のデータによると、左利きの人は右利きの人に比べると年収が低い傾向があるという驚きの結果が出ています。
利き腕が違うというだけで収入に違いが出てしまうとは何ともショッキングな話ですが、研究を見ながら解説していきます。
左利きは右利きより年収が10〜12%も低い
ハーバード大学のミクロ経済学者ジョシュア・グッドマン博士の研究によると、左利きは右利きより年収が10%ほど低いということがわかっています。
グッドマン博士は4万件以上のデータを分析して、左利きかどうかがその人の年収や認知機能に影響するのかどうかを調べました。
すると調査の結果、全体的に左利きは右利きよりも10〜12%も年収が低かったのです。
左利きだと年収が低くなる心理学的理由
左利きの人たちの年収が低くなってしまう理由は2つあります。
- 左利きの人は感情的
- 左利きの人は頭を使うのが苦手
意外かもしれませんが、左利きの人たちは遺伝的に上記の特徴を持っています。順番に解説していきます。
左利きの人は感情的
どうして左利きの人は全体的に収入が低くなってしまうのかというと、グッドマン博士いわく、左利きの人たちは遺伝的な問題を持っているからです。
研究によると、左利きの人は、右利きの人よりも感情の起伏が激しくなりがちで、それゆえに問題行動を取る傾向が高いことがわかっています。これはけっこう辛い特徴ですね。
左利きの人は頭を使うのが苦手
また、左利きの人は失読症のような学習障害を患うリスクも高く、勉強を頑張ったり学校を卒業する割合が低くなってしまうこともわかっています。
このために左利きの人は、年収の高い認知機能を使う仕事には就かない人が多いのです。
つまり、左利きは感情的でトラブルを起こしやすく、勉強が苦手で頭も悪い傾向があるという、意外にも社会的な成功に関わってくる上で大きなハンディキャップを持っているのです。
ハンデを克服するために習慣を見直そう
左利きの人がこれらのハンディキャップを克服するためには、自分の感情をうまくコントロールするスキルと認知機能を高める習慣を身に着けることが大切です。
幸いにもどちらの能力も後天的に身に着けられる能力ですので、左利きの人でなくとも、苦手だと自覚がある人は他の心理学の話を読んで苦手を克服していってください。