やる気は考え方次第で変わる!
仕事に対するモチベーションというのは、仕事の捉え方を変えるだけで大きく変わります。
自分の仕事を意味のないものだとかただ辛いものだと捉えている場合には仕事はネガティブな効果をもたらしますが、仕事を生きる意義だとか人助けをする方法というように、仕事の明るい側面について考えられる人はポジティブな心理効果を得られます。
つまり仕事の内容に手を加えたり職を変えることなく、今やっている仕事の意味について考えこうして直すだけでも十分にモチベーションを上げる効果があるのです。
というわけで、今回はほんの少しの工夫で仕事のモチベーションを爆上げさせる方法について解説していきますので、仕事に意味が見出せなかったりやる気が思うように出せずに困っている人は参考にしてみてください。
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ディズニーランドの働き方でやる気が上がる
イスラエル、ヘブライ大学のアナト ラファエリ博士は研究の結果から、従業員が自分の仕事をどう捉えるかでモチベーションが変わるということを見つけました。
博士は、高いモチベーションを維持しながら労働している例としてディズニーワールドの働き方を挙げています。
ディズニーで使っているポジティブな働き方
ディズニーでは従業員のやる気を高めてホスピタリティを維持するために脳科学的な仕組みを利用しています。
たとえば彼らは、従業員をキャスト、お客様はゲスト、勤務中はオンステージで、休みのときはオフステージという風に一般的な職場と違う呼び方を用いています。
つまり、ディズニーワールドでは従業員それぞれが自分の役を演じきって用意された舞台の上で招待したゲストたちを楽しませるというパフォーマーの心理で働いているのです。
仕事に対する考え方を変えてみる
このように役割だったり仕事内容の呼び方に少しの工夫を凝らすだけでも私たちの気持ちには変化が訪れます。
心理学の世界ではこのような心理テクニックをリフレーミングと呼びます。
私たちは普段フレームと呼ばれる、特定の考えの枠組みの中で物事を捉えて評価しています。このフレームを変えてあげることで物事に対する評価を変えることができるのです。フレームをし直すという意味でリフレーミングと呼ぶのですね。
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趣味が嫌いな作業になってしまう心理的な理由
例えば、プライベートでTwitterを楽しみながらやっている人が、ある時職場で「そんなに好きなら会社のTwitterを運用してくれ」と頼まれたとします。
Twitterを使うという意味ではどちらもやっていることは同じですが、この場合では後から「仕事」というフレームでTwitterを捉え直すことになります。
すると、人は突然呟く気がなくなってしまうのです。
リフレーミングはマイナスにも作用する
片や好きでTwitterをやっていたのに対し、片や強制的にTwitterを運用する羽目になっています。Twitterという作業を「仕事」という枠組みで捉え直したことにより、Twitterに対する評価が変わったのです。
今回の例ではマイナスの意味でリフレーミングを使いましたが、もちろんただ自分が楽しむ趣味ためのだったものを仕事と捉え直すことでTwitterの面白さに気づくこともあります。
このようにただ考え方の枠組み、フレームを変えるだけでも、私たちは自分のモチベーションをコントロールすることができるのです。別の視点で物事を見るという感じですね。
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リフレーミングで仕事を好きになる
というわけで、イマイチ今の仕事に意味とやる気を見いだせていない人は、仕事の意味をリフレーミングして今自分に見えている世界を変えてみてください。
ディズニーワールド(ランド)で使われているフレームと言葉をそのまま使ってみても効果がありますので、「自分は人を喜ばせて笑顔にしてあげるためにパフォーマンスをしているんだ」と思って働くようにしてみてください。
お客さんの役に立っているかどうか
そのときに喜んでくれるお客さんのことをイメージするとより効果があります。
仕事に行くときは「ちょっとステージに上がって最高の演技をしてくるか!」くらいのノリで向かうと良いわけですね。
余裕があれば自分が楽しめる呼び方や名前をつけて作業の呼び方を変えてみましょう。自分で考えた方が効果がありますからね。
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