性格が成功を決める
今回は個人の性格がもたらす、職場内の評価や業務成績への影響力について話していきます。性格と成功に関する心理学の話です。
実は個人の性格は職場の成功度合いにも影響を及ぼしています。それもかなり大きな影響力を持っています。仕事で成功できるかどうかの条件の半分くらいは性格によると言っても過言ではないのです。
積極性的な人が成功する
そして性格の中でも特に、あなたが積極的に行動する性格の持ち主かどうかが、成功のカギを握っていることがわかってます。
ノートルダム大学マネージメント学科教授であるミッチェル クラント博士は、積極的な性格かどうかが仕事の成功を決めるというデータを実験によって突き止めました。
積極的な人ほど成績が良い
博士は不動産のエージェント131名を対象に彼らの性格と業務成果について調べました。調査の対象となったエージェントらは平均年齢が47歳で、職務経験も8年となるベテランのビジネスマンたちでした。
彼らを調査した結果、性格が積極的で失敗してもめげずに次の努力に切り替えることができる人ほど仕事の成績が良かったことがわかったのです。努力家の人ほど、その努力に比例するように成績も高かったのです。希望のある話ですね。
失敗しても目標をあきらめない気持ちと失敗からの立ち直りの早さが仕事の成績を上げていたのです。
成功するかどうかの半分は性格で決まる
その関連性は49.9%で、仕事の成功要因の半分はこの性格かどうかで決まることがわかったのです。自分から行動することがいかに大切なのかがわかりますね。
世間でもよく言われているように、動き出さなければ何も始まらないし、求めるものも何も手に入らないのです。
ただし、そんなに難しいことを考えなくても大丈夫です。この研究で言われていることは、つまり、仕事において成功や出世を望むなら気持ちの切り替えがうまくできるようになればいいということですから、自分のメンタルをコントロールする技術を身につけられれば良いわけです。
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レジリエンスが高い人は成功しやすい
この気持ちの切り替えの早さは、心理学の言葉ではレジリエンスと呼ばれ、レジリエンスの能力が高い人ほど苦難や逆境に強く、肉体も健康で幸福度も高いことがわかっています。
レジリエンスは辛い経験や失敗から立ち直る能力でもあります。だからこの能力が高い人は失敗しても落ち込まず、すぐに次のことに挑戦できるのです。
なので、仕事で成功したかったらこのレジリエンスを高めていけばいいのです。失敗や苦境に耐性を持っていて、不安やストレスに負けない心がある人ほど物事に挑戦し、そのために良い成果も手に入れることができます。
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不安なことに自分から挑戦しよう
レジリエンスを高めて性格を今よりも積極的なものに変えるのであれば、小さなことでもいいので、まずは自分なりの挑戦を積み重ねることが大切です。
世間では大した評価にならなくても、自分の歴史の中では初めての行為だったり不安や緊張を伴う活動を、誰に指示されるわけでもなく、自分から行うことで積極的な心は鍛えられていきます。
自分にとっての初めてのことや、自分にとって難しいことは、それだけで挑戦する意味があるのです。
少しずつできることを増やしていく
そうやって挑戦のレベルごとにかかる心理的負担を自分でコントロールしながら、過去の自分にはできなかった積極的な行動をこなしていけばいいのです。
というわけで、仕事の成功を望む人や今よりも心を成長させたい人は、自分から行動するように心がけていきましょう。今までやってこなかったことや避けてきたことに挑戦するのも良い成長要因になります。
要は、新しい経験を積み重ねていくことで私たちの心は強く成長していくのです。住み慣れた場所から飛び出して未知の世界を体験していきましょう。