くるちょろ心理学研究所

心理学・医学・経済学の研究論文の解説と考察をしています

【頭が良くなる】やっぱり子どものときに本を読んでいると頭が良くなる

 

 

賢い人の共通点は読書

 

高いIQを持つ人たちには、共通点として、幼少期に同じ兆候が見られることがわかっています。

 

その兆候とは、比較的早い時期に見られる「読書習慣」です。

 

つまり、子供たちがより早い段階で読書スキルを習得することは、より高いIQを持つことに役立つのです。読書好きに朗報ですね!

 

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本を読み始める時期が早いとIQが高くなる!

 

エディンバラ大学のスチュアート・J・リッチー、ティモシー・C・ベイツ、キングスカレッジロンドンのロバート・プロミン博士らがおこなった2015年の研究では、7歳から16歳の双子1,890人を対象に、IQと読書との関係について調べられました。

 

この調査で双子を対象としたのは、環境や遺伝子の影響を排除するためです。これにより読書が実際に頭を良くする効果があるのかどうかがわかるわけですね。

 

するとその結果、双子のペアのうち、本を早くに読み始めた方が後にIQがより高くなることが判明したのです。

 

つまり、もともと頭が良いから読書を始める時期が早いのではなく、読書を始める時期が早いから頭が良くなるのです。今すぐ本を買いに行こう!

 

読書でIQだけでなく認知能力もアップ!

 

スチュアート・J・リッチー博士は、読解の問題を早期に改善することは、読み書き能力の向上だけでなく、生涯にわたって極めて重要なより一般的な認知能力の発達を助ける可能性があるとしています。

 

読書スキルと聞くと、単に読み書きが上手になるだけ!言語能力が高くなるだけ!という印象しかない人もいるかもしれません。

 

しかし、実際には読書は幅広い認知活動に関連しており、早期に読書スキルを身に着けた人は一般的な知能テストでもスコアが高くなる傾向があります。

 

読書は創造力を上げて健康度も上げる

 

たとえば、読書と性格に関する別の研究では、読書をする人のほうがコミュニケーション能力が高いことがわかっています。

 

ほかにも社会的経済的地位の向上、創造性の向上、抽象的な思考スキルの習得などの効果も読書によって期待できます。

 

つまり、仕事や人間関係や生活習慣・健康状態の改善にも読書は役立つものです。ここまで聞くと、もはや読書をしない理由はないでしょう。

 

 

読書スキルは磨くことができる

 

最後に、読書スキルは失語症以外の人を除けば誰でも向上させることができる能力であるため、子供だけではなく大人の教育にも大きなメリットを運んでくれるでしょう。

 

つまり、「IQと認知能力を高めたければ今すぐ本を読もう!」ということです。

 

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参考論文

 

Ritchie SJ, Bates TC, Plomin R. Does learning to read improve intelligence? A longitudinal multivariate analysis in identical twins from age 7 to 16. Child Dev. 2015 Jan-Feb;86(1):23-36. doi: 10.1111/cdev.12272. Epub 2014 Jul 24. PMID: 25056688; PMCID: PMC4354297.

https://doi.org/10.1111/cdev.12272