どうしてうがい薬(マウスウォッシュ)を使うと糖尿病になるのか?解説編

心と体の健康心理学
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マウスウォッシュで口内の良い菌が死ぬ

今回は「口臭対策にうがい薬(マウスウォッシュ)を使うと糖尿病になる!という研究」の続きの解説回です。うがい薬が糖尿病の原因になってしまう理由について話していきます。

 

どうして口をきれいにすることが病気の原因になってしまうのかというと、うがい薬の強力な殺菌力で口内の良い菌も悪い菌と一緒に死んでしまうからです。

 

「口の中は雑菌がたくさんいる!」という話を聞いたことがある人もいるかと思いますが(このブログでも話しています)、私たちの口の中には数え切れないほどの大量の細菌(バクテリア)が住み着いています。

 

バクテリアが肉体の健康を保ってくれている

私たちの口の中にいる大量の細菌は硝酸塩を亜硝酸塩に代謝する働きを持っています。そして口の中で生まれた亜硝酸塩は消化器官へ送り込まれ、一酸化窒素に変換されます。

 

この一酸化窒素という物質が、私たちが生きていく上で重要な働きを持っているのです。

 

一酸化窒素は、肉体の代謝機能をコントロールしたり、血流をアップさせたりして、私たちが健康な状態を保てるように陰で一生懸命働いてくれているのですね。

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一酸化窒素は体内のインスリンを調整している

さらに、一酸化窒素は体内のインスリンレベルも調整しています。なので、口腔内のバクテリアが死んでしまって一酸化窒素が供給されなくなると、バランスが崩れてインスリンが正常に分泌されなくなってしまって糖尿病になってしまうのです。

 

まさか口の中のバクテリアが私たちが糖尿病になるのを防いでくれていたとは驚きですね。だから健康状態を保つ上で口の中の環境維持は大切なのですね。口の中が雑菌だらけだからと言って、健康に悪いとは限らないのです。

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うがい薬で糖尿病にかかってしまう科学的理由

うがい薬で体調が悪くなる流れをまとめると、以下のようになります。

 

  1. うがい薬の強い殺菌力で口内の良い菌が死ぬ
  2. 口の中で亜硝酸塩が作られなくなる
  3. 体内の一酸化窒素レベルが減少する
  4. インスリンの分泌が悪化する
  5. 糖尿病になってしまう

 

というわけで、口の中を良い状態にしておくのであれば、普通にうがいして普通に歯磨きしてファストフードや加工食品を控えるのが一番良い、という結論になります。参考にしてみてください。

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