ウイルスは顔から入ってくる!手で顔を触らないだけで感染予防効果あり

心と体の健康心理学
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顔を触らないだけで感染予防になる

2015年に行われたオーストラリアのニューサウスウェールズ大学の研究によると、顔を触らないことを意識するだけでも、かなり効果的なウイルスの感染予防対策になる可能性が示唆されています。

 

これは医学生を対象とした行動観察研究で、学生らの行動をビデオで録画して観察し、人がどのくらいの頻度で顔に触っているのかを分析したものです。

 

その結果、被験者たちは平均して1時間に23回(2〜3分に一回)も顔に触れていることがわかったのです。私たちは無意識のうちにかなりの頻度で自分の顔を触っているようですね。

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人はウイルスが入りやすいところを無意識に触っている

さらに詳しく見てみると、すべての顔の接触のうち、44%が目や口や鼻といった粘膜がある部分との接触だったのです。

 

当然これらの部分からはウイルスが入りやすいので、粘膜のあるところを触る頻度が多ければ多いほど感染リスクが上がります。いわゆる接触感染というものですね。

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手を洗う前は顔を触らないように意識しよう

実験で観察された粘膜接触のうち、36%は口、31%は鼻、27%は眼、6%はこれらの領域の組み合わせという結果でした。口に触る頻度が一番多いようですが、結果はわりとバラけていますね。

 

目や鼻や口といった部分は病原体が体内に侵入する典型的な経路なので、ウイルスが流行っている時期や人ごみの多い場所では、なるべく顔を触らないように意識しておくといいかもしれません。

 

ただ心配しすぎは良くないので、顔を良く触る人は参考までにという感じですね。

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参考資料

Face touching: a frequent habit that has implications for hand hygiene

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