くるちょろ心理学研究所

心理学・医学・経済学の研究論文の解説と考察をしています

男性は女性よりも夜更かしが好きな遺伝的傾向がある

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男女でも違うクロノタイプ

 

生活習慣や性格に大きな影響を及ぼすクロノタイプですが、実は男女でもこの傾向が異なることがわかっています。

 

研究によると、ほとんどの年齢層において、男性は女性よりも平均的に体内時計が遅いことがわかっています。

 

つまり、男性の方が夜更かししやすく、女性の方が朝早くに活動しやすいつくりになっているのです。

 

年上の男性と年下の女性カップルが多い理由

 

そして、この時間差は男女の年齢が上がるにつれて縮まっていきます。年齢を重ねるほど男女のクロノタイプは一致しやすくなるのです。

 

こうした生物学的な特徴があるので、男性が女性よりも年齢が高いカップルの場合、二人のクロノタイプは似たようなものになる傾向があります。

 

つまり、男性が女性よりも年上のカップルの方が二人の生活リズムが合いやすくなるのです。

 

「なぜ男性は自分よりも若い女性と結婚するのか?」については様々な理由がありますが、体内時計も関係していたのです。面白いですね。

 

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夜型人間に成功者が多い理由

 

体内時計は、クロノタイプと社会的時差ボケが私たちの日常生活にどのように影響を与えているかについて、他にも多くの側面を明らかにしています。

 

例えば、出生率や自殺率、図書館の本を借りる時間帯のほか、さらにはなぜイノベーターや起業家たちが夜更かし型のクロノタイプを持つ傾向があるのかまで幅広いです。

 

成功者に夜更かし型が多い1つの仮説として、社会的時差ボケというハンデから、彼らは朝型のタイプの人よりも学生時代により多くの課題を抱えている状態であることがわかります。

 

そして、夜型タイプの人は生活をうまく乗り切るために、朝型タイプの人よりもより多く頭を使い、巧妙な戦略を思いつかなければならなかったのです。

 

ほかにも、夜型の人はもともと遺伝的に頭が良い!ということもわかっていますが、遺伝と環境の両方から才能を引き出される形になっているのですね。

 

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参考資料

 

The Science of Internal Time, Social Jet Lag, and Why You’re So Tired

https://www.brainpickings.org/2012/05/11/internal-time-till-roenneber/

Sleep and the Teenage Brain

https://www.brainpickings.org/2013/07/17/sleep-and-the-teenage-brain/