ストレスと夢の関係、怖い夢や悪夢を見やすくなる習慣とは?

ストレスの心理学
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昼間の活動が制限されると悪夢を見やすくなる

日中の起きている時に行う活動が、夜に見る夢の内容に影響を与えることは、多くの研究で示されています。

 

昼間のうちに感じた感情や記憶は夜中にまで持ち越されて、夢の内容や夢の中で覚える感覚を変えるのです。

 

夢に影響する感情や記憶は、日中の活動が制限されることで限定され、潜在意識がより深い記憶に届き、不思議な夢を見る可能性も高まります。

 

当たり前かもしれませんが、心が平穏な状態のほうがより心地の良い夢を見やすいことがわかっています。これとは反対に、不安だったりストレスが溜まっていると、その気持ちが影響して、怖い夢を見やすくなることもわかっています。

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人が見る2種類の悪夢

アメリカ、ハーバード大学心理学部で、心理と睡眠の研究をしているディアドラ・バレット助教授は、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件など、トラウマになるような辛い出来事を体験した人たちを対象に夢の分析を行いました。

 

その研究の結果、トラウマを処理する夢には、2つのパターンがあることが見つかったのです。

 

1つ目のパターンは、起きた出来事をそのまま参照したり再現したりする内容の夢です。そしてもう1つは、トラウマとなった出来事や対象が象徴的に現れる幻想的な内容の夢です。

 

つまり、起きた出来事をそのまま再び体験するような夢を見ることもあれば、出来事が抽象化されてよくわからない不思議な夢を見ることもあるということです。

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新型コロナウイルスで不思議な夢を見る理由

バレット博士が、新型コロナウイルスに影響された夢についてのアンケート調査を行ったところ、これと同じような現象が見られました。

 

例えば、新型コロナウイルスに感染した夢や感染症で死んでしまう夢を見たり、ウイルスのパンデミックで感じている恐怖を、虫やゾンビ、自然災害、怪しい人影、怪物、銃を乱射する人など、比喩的な要素に置き換えた悪夢を見る人もいたのです。

 

ウイルスは目に見えるものではないので、象徴として多種多様なものに変換されやすいようです。なので、新型コロナウイルスのストレスを感じている人ほど不思議な夢を見やすいのです。

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