すぐにイライラしたりムカつきやすいのは体調が悪いのが理由だった

ストレスの心理学
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イライラの原因は体の不調

体内で炎症が起こると様々な健康問題が起きてくるのですが、実はこの炎症のせいで怒りやすくなってしまう可能性があることがわかっています。

 

これはシカゴ大学の研究で、間欠性爆発性障害(IED)と呼ばれる非常に気が短くなる病気で、攻撃的な衝動に抵抗することができない状態であると診断された70人の血液を調べたものです。

 

体内で炎症が起きている人は怒りっぽい

そうして怒っている人の体を調べたところ、怒りっぽい人たちは過度の炎症に苦しんでいる可能性があることがわかったのです。

 

つまり、イライラしやすい人というのは常に体内で炎症が起きていて、そのせいで強い苦痛を感じてしまっているために、冷静さを失って怒りっぽくなっているのだということです。

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炎症のせいで怒りっぽくなる理由

炎症は怪我をしたりやウイルス等に感染したときに見られる身体の正常な抵抗反応です。この際に体内では免疫システムを誘発するサイトカインと呼ばれる物質を生成しています。このおかげで免疫が活性化して傷が回復したり病気が治ったりします。

 

しかし、一部の人では、危険が去っても炎症反応は治まらないことがあります。そのために炎症が慢性化し、高レベルのサイトカインが血液中を循環し続けてしまいます。

 

つまり、ずっとストレスを受けている状態なのです。慢性的なストレスが体に悪いのはこのサイトカインレベルが高くなってしまうからです。短いストレスは体を回復させますが、長いストレスは体に毒なのです。

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イライラしやすい人は生活習慣を見直そう

2006年に発表されたハーバード大学医学部とシカゴ大学の研究によると、最大300万人の英国人がこの病気に苦しんでいる可能性があるとも言われています。

 

というわけで、怒りっぽい人は実は体の調子が悪いだけかもしれません。イライラしやすいと自覚のある人は、今の生活習慣を見直して健康状態を回復させてみてください。

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