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メモを有効活用するための心理テクニック
12月21日に新R25で公開された前田祐二さん(SHOWROOM社長)の記事が面白かったので、ポイントを抽出して心理分析してみました。元の記事を読みたい人はリンクから飛んでください。
※本記事は、メモの魔力/前田祐二 著の読書レビューではありません。記事レビューです。
心理的なポイントは、
1.思考するためのメモ
2.ルールを単純化して小さなことを積み重ねる
3.人の心を掴むためにギャップという意外性を利用する
4.人を納得させるために共感する内容と本音を混ぜる
メモは記録するためだけのものじゃない!
まず早速良い話が出てきます。
これは科学的にも正しい見解です。私たちは頭の中にあるイメージや考えや感情をすべて理解しているかのように普段は錯覚して過ごしていますが、実のところよくわからないまま、あらゆる物事を判断して生きています(だからこそ、心理的な暗示が有効なのですね)。
ですので、頭の中にある考えは具体的な形として落とし込む必要があるのですが、この落とし込む作業に役立つのが紙に書くという行為なのです。非常に面倒くさいですが、今のところ紙に書くというメモ術を超える効果のあるものは見つかっていません。デジタルなものに書き写すよりも紙に書いて思考を物質化することが大切です。
この紙に思考や目標を書き出すという行為は、研究によって明かされたハーバード大学を卒業した成功者たちだけがやっていた習慣とも合致する内容なのです。
・お金持ちになる3%の成功者たちがしている超絶シンプルな習慣
https://twitter.com/kruchoro/status/1006861775889883137
創造性を高めて具体化させるためにはノートやメモを使ったアウトプット術は有効なのです。これは、目標を具体的に定めて実行力を上げるときにも使える心理テクニックです。
・やりたいことが多すぎてやりたいことがわからなくなる、ポジティブ思考のワナに注意!
ちょっとしたことを積み重ねる!
ちょっとしたことを積み重ねることの大切がここから学べます。いつでもどこでも、些細なことでも、思いついた瞬間にメモを取ることで実績が溜まっていき、思考能力が開発されていきます。
・あなたの人生を劇的に変えるかもしれない小さな変化の起こし方
さらには「いつでもどこでも思いついたら書こう!」と習慣化することで大して労力を使わずにメモを取るという脳内システムを組み立てることができます。
例外を作らないシンプルなルールを設けることで努力できるように自分をコントロールしているのです。
人の心を掴む、意外性の法則!
この「Aなのに(だと思っていたのに)B(だった)」というのは心理的にも強力な交渉術の一つです。前田さんが言うように、予想していたものと違う結果が出てきたときに人の心は揺さぶられて感動し、暗示にもかかりやすくなります。
・スティーブ ジョブズも騙された!あなたの魅力をさらに高めるファントム デコイ テクニックとは?
代弁者の実績を利用したがる心理
これ実はツイッターの心理と同じです。私たちは同じことを考えていたり共感できたもの、かつ実績のあるものを周りの人に伝えたがります。
自分の気持ちや考えが含まれた著名人の発言を、代弁者の権威を借りて人に伝えることで他者に自分の考えを間接的に示すことができるのです。これが私たちがリツイートをしたがる心理です。
・民度の高いフォロワーを獲得して優しいインフルエンサーになるための心理戦略(有料記事)
メモをするときに使える心理学
この他にも、
挙げたらたくさんの心理テクニックがあります。
他にもたくさん面白いところ、学べるところがあるので、最後にもう一度記事のリンクを貼っておきますね。
「前田裕二流メモ術ってめんどくさくない?」とツッコんだら、そのウラにある壮大な想いを知った|新R25 – 20代ビジネスパーソンのバイブル4色ペンを使い分ける、アナログとデジタルの併用
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