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『ひらめきの導火線 トヨタとノーベル賞』茂木 健一郎【学術書レビュー】

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 『ひらめきの導火線 トヨタとノーベル賞』茂木 健一郎 著を読んでみました
「ひらめきの導火線」っていうタイトルがカッコいいですね

・別々の個性が交差することで新しいものが生まれる
・小さな改善の繰り返しが、大きな変化を生み出す
・「ストレスが体に悪い」は思い込み

目次


1. アイディアは集団的創造物
2. オリジナルは存在しない

3. プレッシャーとストレスは良いもの


書籍名
:『ひらめきの導火線 トヨタとノーベル賞
著者名:
茂木 健一郎
関連事項:脳科学、トヨタ、ノーベル賞、ストレス、アイディア

1.アイディアは集団的創造物

 突然のひらめき、アイディアというのは天才的な個人によって生み出されるのではなく、集団による様々な知識と経験の積み重ねと相乗効果によって生み出される。「こんなのどう?」というような会話がいくつも交わされたり他人が当たり前のようにやっていることを目の当たりして初めてひらめきに火がつく。
個人でできないわけでもないが、効率がぐっと悪くなる。

 

2. オリジナルは存在しない

 完全なオリジナリティというのは幻想だけれど、欧米ではまだそういう思想が拭え切れていないところがあるらしい(筆者談)。たとえば、ノーベル賞は個人にだけ授与される。その背景には天才的個人がオリジナルを生み出したという考えがあるようだが、実際には既存のものを模倣しそこに少しでもいいから独自性を入れていく、その作業の繰り返しで新しいもののようなものが生まれる。
たとえばiPhoneは電話とパソコンを組み合わせただけでなく、タッチパネル技術を足すことで他のスマートフォンと差別化に成功し、現在では電話にボタンがないのが当たり前になっている。
大事なのは小さくても繰り返すこと。最初は小さな意味のことでも繰り返しの強化によって大きなものになる。たとえ人に笑われるような夢でも、それを持ち続けて少しずつ補強していくことが大切である。

 

3. プレッシャーとストレスは良いもの


仕事に対してプレッシャーやストレスを感じるということは悪いことだと長年指摘されてきたが、実際にはプレッシャーやストレスを感じているときは人の集中力が一番高まるときで、報酬系物質と呼ばれるドーパミンも生み出されるので気分は高揚し幸福にもなる。
ただしポイントがあり、プレッシャーを感じてもその都度成長しなければ幸福感にはつながらず、問題を直視せずに逃避すれば不快な気持ちになって仕事が嫌になってしまう。
トヨタの自動車工場では、同じ製造ラインにわざと別々の部品をランダムに送って作業工程を複雑化している。これは、分業という点においては非効率的に思えるが、実際には同じ作業を繰り返していると人というのは作業に飽きてしまい効率が下がってしまうものなのである。あえて、複雑化してプレッシャーを与えることで、集中力を高めているということである。難しい仕事ほど、こなしたときの快感は大きい。

 仕事が楽しいという人と、仕事なんてできれば行きたくないという人の大きな違いは、成長を楽しんでいるか、問題と向き合っているか、結果を見ているか、ということなのではないのだろうか。
ストレスの大きさで言えば、仕事を楽しんでいる人の方が、そうでない人よりも大きなプレッシャーを感じているということがわかっている。これからはストレスもプレッシャーも排除するのではなく、その考え方、捉え方、使い方を分析し学ばなければいけないですね。

『ひらめきの導火線 トヨタとノーベル賞』茂木 健一郎【学術書レビュー】
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