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ポケモンGOを利用したマーケティング戦略

エッセイ

ポケモンGOは人を移動させてくれるので、飲食店や動物園などの顧客が直接そこへ訪れないとサービスを得られない、体験を重視した業態と相性がいい。水族園や遊園地なども入るだろう。
さらに言えば観光スポットだ。世界遺産やご当地でしか獲得できないポケモンや体験を商品として売ることができる。そういう意味では、たとえばアニメや漫画の聖地ポケモンというものをつくるのも熱いと思う。スマホは多くの人が持っているので、そういう戦略を使って特殊なポケモン、プレミアポケモンを生産していけばいくらでも他業種とのコラボはできると思う。


プレミアポケモンという特典はポケモンが作られ、流行り出した初期の頃からすでにあった。「ミュウ」という伝説のポケモンはゲームを持って直接映画館へ足を運ばないと手に入らない仕組みだったし、それ以降も映画館やイベント会場とプレミアポケモンの取得は何度か結びつけられた。昔からポケモンは図鑑をすべて埋める、つまりゲームを完璧にコンプリートするにはそういう場所へも足を運ばないと不可能な作りになっていたのだ。

またポケモンGOのような位置ゲームはちょっと前から日本にもあったが、それがポケモンほど流行らなかったのは結局のところ、システムよりも有名キャラクターや人気パッケージの方がわたしたちを惹き付けるということだろう。
日本に昔からあったスマホを使った位置ゲームは大人向けのコレクションゲームという側面が強かった。それが今回は「ポケモン」という誰でも知っている、また子どもにも通用し人気のあるパッケージを使用することで爆発的に人気が出たのだろう。

あとはやはり実体験やバーチャル体験といった最近のサービスのトレンドも関係していると思う。心理学的に見ても、画面の中だけでなく体を動かし場所を移動することで、わたしたちが感じられる体験は濃密なものになり幸福度が増すのである。

ポケモンGOはその人気から、今後は社会問題もいくつか起こってくるだろうけれど、それと同じくらいわたしたちを惹き付けるストーリーも生み出されるだろう。その素敵なストーリーが社会問題を圧倒できるかどうか、それは任天堂の社員の手にかかっていると思うし、そういうところを追求していくのがゲーム作りの別の楽しみでもあるのだと思う。

というか、人気キャラクターさえ採用できれば、何でも「〜GO」でいけるんじゃないかなと個人的には思うけれど、どうなんだろう?そうなれば「GO」シリーズとして位置ゲームの地位を任天堂が獲得できる。まぁ少なくとも妖怪ウォッチは参入してくるだろうと思う。

あとは、この移動ブームを被災地復興のために活用しない手はないので、被災地復興支援者や観光事業者、また日本政府はポケモンGOが作り出したこの機会を絶対に逃してはいけないだろう。


今回のお話、みなさんはどう思いましたか?